内装リフォームでエアコンのある部屋を工事する際
皆さんはエアコンを取り外していますか？
壁紙やクロスを張り替える場合は、綺麗に施工する為に、照明器具やコンセント
カーテンレール等外せるものはすべて外して作業を行います。
しかし、エアコンを外すのは手間もお金もかかるので色々面倒…。
本当に外さないといけないのでしょうか？
今回は、部屋のリフォーム工事をする際のエアコンの取り扱い方法や、注意点を解説していきます。
目次
壁紙を張り替える場合、エアコンの取り外しは必要？
部屋の壁紙を張り替える場合、エアコンの取り外しは必ずしも必要ありません。
エアコンはそのままで、壁の隙間にクロスを押し込む形で張り替えることができるからです。
ただし、エアコンと天井・壁の隙間が狭くてクロスを張る作業に支障が出る場合は
エアコンの室内機を外す必要があります。
エアコンの取り外しを業者に頼む場合は、取り付けと取り外し
それぞれの工事に費用がかかります。予め料金を確認しておきましょう。
料金の目安
取り外し：約6,600円~13,200円（税込）
取り付け：約13,750円～（税込）
素人でもエアコンの取り外しはできるの？
どうしても費用を抑えたい場合、素人でもエアコンの取り外しはできるのでしょうか？
素人でも難しい作業ではないのですが、素人工事の場合
ポンプダウンと呼ばれる冷媒ガス(フロンガス)の回収に失敗する事例が多いと言われています。
失敗すると、最悪の場合エアコンが壊れたり、冷媒ガスで火傷をする可能性もあります。
また、高所で重量のあるエアコンを抱えての取り外しや
配管を触る工程もある為、不慣れであれば無理をせず
専門業者に工事を依頼するのが得策でしょう。
クロス屋さんが付け外し料金を取らずにエアコンを外して
施工してしまうこともあるようですが、知識の無い人がやるとエアコンの
配管を傷つけてしまったりして、トラブルが起こる場合もあります。
エアコンの取り外しを行うのであれば、やはりプロの専門業者に依頼するのがベストです。
エアコンの買い替え時期にも注意
先ほど必ずしもリフォーム工事の際に、エアコンを取り外す必要はないとご説明しました。
しかし、エアコンの買い替え時期とリフォーム工事のタイミングについては注意が必要です。
なぜなら、その点を考慮しなかった為に
後で余計に手間とお金がかかってしまった事例もあるからです。
ここからは、生活総合情報サイトAll Aboutに投稿された実際のトラブル事例をご紹介します。
壁紙リフォームの際、壁にエアコンが取り付けられていたが
いったん取り外して張替えるとなると、「エアコンの脱着費用」として20,000円掛かると言われた。
15年ほど前の機種だったが、まだ使えそうだったので、壁に取り付けたまま
周辺だけを張替えることにした。
しかし、その2年後にエアコンが故障。もう古い上に修理費も掛かるので
買い換えることにしたのだが、最新機種は小型化していて、交換すると前の壁紙が見えてしまう。
結局、交換後に部分補修を行ったのだが、前の壁紙は既に廃番で予備もなく
似たような色を探して使ったため、エアコンの周囲がツギハギのようになってしまった。
またそのために内装業者に来てもらう必要があったため、補修費用に12,000円ほど掛かった。
最初の壁紙リフォーム工事の際、エアコンの買い替え時期を
よく検討しなかった為に起きたトラブルと言えます。
後から部分補修で継ぎ接ぎのクロスを張ることになってしまい
更に追加工事の費用も余計にかかってしまいました。
一般的に、部屋の壁紙を張り替える目安の時期は、おおよそ築15～20年。
エアコンも15年以上使用しているなら、そろそろ買い替えを検討しても良い頃です。
部屋の壁紙やクロスの張り替えを行う際は、今使っているエアコンの使用年数を確認し
古いエアコンはリフォームのタイミングで買い替えをお勧めします。
そうすれば、古いエアコンは取り外し料金だけで済みますし
家電量販店で工賃込みの新しいエアコンを選べば費用の削減にもなります。
エアコンの買い替え予定がない方は、張り替え工事前に業者に対し
今後取り付けるエアコンのサイズが変わっても違和感のない施工を
するように依頼すると良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか。
部屋の壁紙やクロスを張り替える場合、エアコンの取り外しは必ずしも
必要ないことが分かりました。
壁紙やクロスの張り替えを考えている場合は、エアコンの買い替えについても
併せて検討しておきましょう。
買い替えと張り替えを同時に行えば、追加費用もかからず
統一された壁紙のきれいなインテリアにすることができるからです。
エアコンの付け外しを行う際は、無理をせずにエアコンの
専門業者に工事を依頼するのがベストです。
部屋の壁紙の張り替えは、内装やエアコンの設置も含めた長期的な目線で検討し
快適な暮らしを目指しましょう。
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