自宅をリフォームした場合、重要であるのはインターネットの環境です。
LANの配線は自分でやることができるのか、費用はどのくらいかかるのか
配線するときの方法などを解説していきます。
目次
LAN配線とは
LANはLocal Area Networkを略したものになります。
家の中や、事務所などの小さなところで通信機器を使いデータの
やりとりができる環境のことをいうのです。
LAN配線というのはＬＡＮを使ってインターネットができるようになる配線のことを指しています。
戸建ての場合は1階から2階への配線工事などをするパターンが多いです。
そのとき、有線ＬＡＮと無線ＬＡＮの二通りがあります。
有線LANとは
LANのケーブルを使い、パソコンや通信機器につなげる方法です。
メリットはインターネットの接続に安定感があり、通信速度も速くなり
セキュリティに強めです。
デメリットとしてはケーブルが絶対必要になることや線が絡まることもあり見た目もよくないです。
複数の部屋で使うような場合はそれぞれの部屋に配線工事をしなければなりません。
無線LANとは
無線LANはケーブルなしでパソコンへの通信機器が使用できるようになることです。
主にWi-Fiがその無線LANになります。スマホなど多く人が利用しています。
そのメリットは配線がないのですっきりできることと
電波の届く範囲ではどこでも通信機器が利用できます。
移設も増設もしやすいので便利です。デメリットとしては、有線LANよりも通信速度が遅くなることと
接続が不安定になることがあり、セキュリティにも不安です。
屋内配線と屋外配線
有線LANの配線工事をする場合は壁の中の配管にLANケーブルを
通す屋内配線か外壁伝いに配線する屋外配線のどちらかになります。
建物の作りによっては壁の中にLANケーブルを通せる配管がない場合もあります。
壁の中に配管があるかどうかはコンセントプレートの形状を見て判断できます。
有線LANの配線工事の費用
工事には作業員の派遣費用やケーブルなどの部材費が必要になります。
業者にもよりますが作業車の駐車代や交通費なども発生することも。
屋内配線にかかる費用は
屋外配線は配管がない場合で目安として78000円～100000円程度になります。
LANケーブルも被覆部分が耐候性素材の屋外用になると長さあります。
屋内用を屋外配線にしてしまうと1年～2年と寿命が短くなります。
DIYで配線できる？
LAN配線工事には資格がいらないため知識さえあればDIYでも施工することはできます。
しかし電気配線に関連する場合はコンセントと同時施工になり電気工事士の
資格がないと施工できません。
なるべく専門の業者に任せたほうがよいでしょう。
レイアウト
DIYで施工してみた場合、うまく配線ができても素人の場合の工事はケーブルをまとめただけ
モールを利用して隠しただけというケースが多いです。
専門業者に頼めば知識と経験でベストなレイアウトをしてもらえます。
配線もきれいに隠すことができるのです。
アフターケア・保証
DIYで施工をすると、不具合があったらすべて自分で対処する必要があります。
問題が起きてもわかるように配線の仕方も覚えておかないとならないこともあります。
専門業者に頼んでいれば、保証も充実しています。
何か困った問題も気軽に相談できるので安心できます。
コストを抑えるためにDIYで施工してしまうとあとから問題が起こることも多くなってしまうのです。
リフォームの時のLANの配線工事
専門業者にLANの配線工事を依頼するときはどんな方法があるのかを見ていきましょう。
架空配線
敷地の中に建物が複数ある場合、母屋以外の建物はネット環境が弱いと感じる人もいます。
建物間で無線を使わずに有線で配線する方法が架空配線です。
架空配線を使うことで母屋から離れた建物でもネット環境がよくなります。
屋外用のLANケーブを使います。
地中配管経由
架空配線とは逆で地中を通す方法になりますので雨風にさらされることはなく
故障も少ないというメリットがあります。
しかし工事の規模が大きくなります。条件などによりできない場合もあります。
宅内配線
屋外ではなく建物内部の配線になります。
それぞれの各建物にはルータがあります。
インターネットに接続をするための機器があるのがほとんどです。
その中心に各部屋まで配線する有線LANが宅内配線の範囲になります。
宅内配線が多くの人が必要としている工事です。
まとめ
LANの配線費用について解説いたしました。リフォームをするとき
同時にLANの配線工事をするほうが費用も少し安くなります。
工事を始める前に業者と相談し、判断するようにします。
家の構造や快適になる方法で工事の種類も選ぶようにしたほうがネット環境にもいいです。
LANの配線工事の見積もりも先にとっておくとよいでしょう。
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